惑星ソラリスに向かっているよ

東方Projectの二次創作をやってるソラリスのブログです。書いてみたもの、描いてみたものなんかをまとめたりするブログです。

2011年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年04月

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今日はここまで

   今日はここまで


「シャンハーイ……」
「しー。起きちゃうだろ」
 不安そうに鳴く上海人形を静かにさせる。
 しゅんとした上海人形はアリスの側に座ると眠るように動かなくなった。
 星空と桜が降る中、並んで座る私たち。
 アリスは私の肩にもたれて眠ってる。
 かわいい寝顔を見てると自然と頬が緩んじゃうぜ。
 星明かりで透き通る白い肌。整った顔立ち。目蓋を閉じて心地良さそうに寝息をたてて。
 頭をそっと撫でてみる。
 細くて柔らかい、すこし癖のある金色の髪。
 本当に人形みたいだ。

 寝苦しくないかな?
 起こさないようにアリスの身体を動かして、膝に頭が乗るようにする。
 これでぐっすり眠れるかな。
 膝の上で静かに眠る、かわいらしいアリス。
 やばい。キスしたくなってきたぜ。
 アリスはよく眠ってる。
 ちょっとなら大丈夫かな?
 アリスの顔に、自分の顔を近づけていく。
「ん……」
 アリスが少し声を漏らす。
 私は素早い動きで元の姿勢に戻った。
 アリスは……よかった、起きてないぜ。
 でも唇は難しそうだ。
 ほっぺたなら……
 身体を丸めてアリスの頬に唇を寄せていく。
「だめよまりさ……」
 素早い動きで元の姿勢に戻った。
「くぅ……」
 寝言か……
 タイミングのいい寝言だぜ。
 直接キスするのはちょっと難しそうだ。

 私はだめだな。どうにも臆病で。
 どう近づいたらいいかわからなくて、はっきり伝えることもできなくて。
 安全な所から踏み込めない
 アリスは、私の事どう思ってるのかな。
 願わくば、誰より私を好きでいて欲しい。
 人差し指を自分の唇にあて、そのままそっとアリスの唇に触れる。
「私はアリスの事、大好きだぜ」
 眠るアリスの耳元で静かにささやく。
 星空と桜しか聞いてないよな。
 いつかはちゃんと伝えたいけど、今日はここまでだぜ。

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