惑星ソラリスに向かっているよ

東方Projectの二次創作をやってるソラリスのブログです。書いてみたもの、描いてみたものなんかをまとめたりするブログです。

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六月の朝

  六月の朝


「ふぅ~……」
 分厚い魔法の本から視線を外し、大きく深呼吸。
 つい夜更かししてしまったぜ。
 開いていたページにしおりをはさんで、机から立ち上がる。
「ん……ん~……」
 両腕を思いっきり上に伸ばし、凝り固まった身体をほぐす。
 目がしょぼしょぼする。
 いま何時かな? そろそろ寝ないと、さすがに眠い。
 チュン……チュンチュン……
 外から小鳥の声が聞こえる。
 あれ? もうそんな時間か……
 カーテンが薄明るい。
 窓辺に寄ってそっと外を覗く。
 木々を透かして見上げる空は、濃い群青から薄い青へと変わっているところだった。
 あと1時間くらいでおひさまも昇りそう。
 朝が早い。
「もう夏かぁ……ふわぁ……」
 大きくあくびが出た。目に浮かぶ涙を手の甲でこする。
 外の空気、吸ってこようかな。
 ドアを開けて一歩外に出ると、ひんやりと水気を含んだ森の空気が身体を包む。
 もう夏とは言え、朝はまだ冷え込むぜ。
 少しずつ明るくなっていく空を、ぼんやりと見上げている。
 ……アリスはまだ寝てるかな?
 ちょっと冷えてきた。
 アリスの布団にもぐりこんでぬくぬくと眠りたいな。
 眠気でフワフワする頭でそんな事を思った。
 うん。いい考えかも。
 部屋に戻ってほうきを手に取り、また外に出る。
 ふわりと舞い上がり、淡くなっていく夜空の中、アリスの家に向けて飛んでいく。





 もう明るい東の空と、まだ濃い青を残す西の空。
 ほうきの上で何度か居眠りしそうになりながら、やっとアリスの家に着いた。
 そっと着陸。
 アリス、まだ寝てるかな?
 起こすのも気が引けるけど、忍び込んだりドアを破ったりできるほど今は頭が冴えてない。
 コンコンコン……
 いつもよりかなり控えめにノックする。
 それでも、ドアの向こうでアリスの動く気配がした。
 そっと少しだけ、ドアが開く。
 隙間から覗くパジャマ姿のアリスと目があった。
「え? 魔理沙?」
「おはようアリス……開けて」
 ドアが大きく開き、コットンのふんわりしたパジャマのアリスが出迎えてくれた。
「え? どうしたの? こんな早くに」
 戸惑いの声を上げるアリス。
 でも私は、もう眠くて眠くてしょうがないんだ。
 ばふっとアリスに抱きつく。
 コットンの肌触りが気持ちよくて、いい匂いがする。
「ええ!? ちょ、ちょっと魔理沙!?」
「いいからいいから……」
 アリスをじりじりとベッドの方へ押しやっていく。
「なに!? な、なに!?」
 そのままもつれるように二人でベッドに飛び込んで、私はまだアリスの体温が残った毛布を顔のとこまで引き上げて、猫のように丸くくるまったまま、顔をアリスにうずめる。
 やっぱりアリスは温かくて気持ちいいぜ……
 ぐっすり……寝れそう……
「なんなのよ魔理沙! なんのつもり!?」
「アリスももっかい寝ようぜ。私は寝るし……おやすみぃ……」
「勝手なこと言わないでよ……魔理沙がこんな……寝られるわけない……」
 アリスの声がくすぐったいな……
 ふわっと……眠りに落ちて……


みなさんこんばんは。ソラリスです。

魔理沙の恋色の日(5月16日)とアリスの七色の日(7月16日)の真ん中ということで、6月16日はマリアリの日だそうです。
なんて素敵な日!!

動画の作業も割と目処が立ってきたこともあって、ちょっと思いついていたネタでSSを書いてみました。


今回は、夜更かしをして朝チュン状態の魔理沙がアリスの布団に潜り込みに行く、というとこまでが考えていた部分です。
最近動画の作業で4時くらいまで起きてるんですが、寝る前にトイレに行こうとすると、もう南向きの窓の外がうっすら明るいんですよね。
そろそろ夏至ということで、朝がとても早いんですよ。
カーテンがうっすら明るくなっていて、ってなんだか夏っぽいイメージなんですがみなさんはどうでしょうか。
魔理沙の感じてる情景が、そのまま僕の思う夏の明け方の雰囲気なんです。
要はその映像を文章にしたくて、そこにいるのがもし魔理沙だったら、魔理沙はきっとアリスの布団に潜り込もうかなって思うんじゃないかなっていうのがこの話の着想です。

あんまりゆっくり考える時間がなかったので、考えながら書き進めていきました。
とりあえずオチがいるなと思って、魔理沙が隣で寝ついちゃってドキドキして寝れなくなっちゃったっていう終わりを考えて、そこまでの展開を魔理沙の感じていることを中心にまとめて行きました。
魔理沙が眠くなっちゃって、ふわふわしてる感じをもうちょっと露骨に表現してっても、もうちょっと面白く書けたかもしれません。
一応、いつもよりだいぶ素直で、甘えたな感じで書いてみてます。

最初はとっかかりの部分を、魔理沙が何かに悩んでて眠れないみたいなことにしようかとも思ったんですけど、
眠れない話は前にも書いたし、さらっと書ける話じゃなさそうな感じもしたので、
軽く読み流せる、雰囲気だけのやや甘いSSになりました。

僕も書いてて息抜きになりましたし、みなさんも息抜きぐらいに読んでいただけてたら幸いです。



あ、あと、動画の方はだいぶ佳境です。
というかほとんど出来てます。
遅くても来週の真ん中くらいにはできちゃいそうです。
こちらもぜひお楽しみにー。
ではー。

| 小説 | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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